RRM0133 トロピカルドム by J.J.

使用キット:バンダイ 1/100 MG ドム

◆機体解説

1年戦争末期。地球のジオン軍オセアニア基地では、実戦で高い戦闘力を発揮したMS-09ドムをベースに、より高性能な地上用モビルスーツの開発がすすめられていた。 ドムは優秀な機体ではあったが、高温下での運用ではトラブルが続出した。試行錯誤の末、D型(トロピカルテストタイプ)が完成し、一応の解決を見ることとなったが、トラブルの改善がなされただけで、機体の性能はベース機であるドムとほとんど変わらなかった。

そこで、D型に更なる改良が加えられ、いくつかの試作を繰り返して、E型が誕生した。

E型はD型をベースに、軽量化、冷却システムの見直しと改良、バーニアユニットの高性能化をはかり、機体の高出力化とホバー稼働時間の大幅な延長を実現した。

しかし、コストの問題から量産化には至らなかった。

オセアニア基地では、このE型以外にも2機のドムベースの試作機が作られていたが、1年戦争終結後の基地返還の際に、オセアニア基地総司令官の密命を受けたJ.J.らによって強奪された。

強奪されたE型は、パイロットのJ.J.によってカスタムアップされた為、そのイニシャルを取ってJ型と名付けられている。

このJ型をはじめとする強奪された3機のドムは、アフリカのジオン軍残党に加勢し、初めて実戦に投入され、連邦軍ジオン残党掃討隊と激しい死闘を繰りひろげる事となる。

後に、このE型をベースにして、より高性能化を追求したF型(トローペン)、コストダウンにより、ドム系の最終量産型となったG型(ドワッジ)が開発される事となる