スケール:non
使用キット:フルスクラッチ
制作者コメント:
◆はじめに
最初に頭像のつもりで頭だけ作ったら思いのほかうまくできたので体を生やしてみた、という経緯で作りはじめました。最初からブレで始まってるので徹頭徹尾コンセプトがぶれまくってまとめるのがたいへんでした。
◆道具
CADとzbrush でモデリングして3Dプリンターで出力の流れのデジタルモデリングです。
◆頭
2話のシローの陸戦型が待ち伏せでザクを打ち倒すシーンの作画が超好きなので、その正面絵に徹底的に合わせて見えないところで辻褄を合わせるように作りました。目立つのは頭に対するフェイスの割合が大きいところとかでしょうか。隈取りも設定だと白のところ作画ブレで赤かったり。設定画とはなんもかも違うんですけど、いいですよねぇ。
◆胴体
とにかく箱なので面を捻ったり膨らませたり角度つけたり、変化をつけてそこら辺なんとかしようとしたんですが、最後まで抗しきれなかった感があります。作画風に横幅狭めのバランスを意識しました。
◆腕
ポーズ固定の強みを活かして肘関節と二の腕を小さく薄くしました。前腕が単純な箱型でなくリストバンドのあたりでクイっと折ってるのもこだわりです。最初のアプサラス戦あたりの雰囲気です。あと丸指手首は自分で作るなら外せないポイントでした。
◆腰
ここも動かすとどうしてもスカートの辺りなんかにスキマが出来ちゃうところですが、みちみちに詰めました。スカート裏のディテールも実はあるんですが、例によってほぼ見えません笑
◆脚
全体的に積み木っぽくならないように素でS字になるような形を目指しました。足首は最初小さめにしてましたが途中思い直してでっかくしました。
◆武器類
武器は毎回サイズ感に迷うんですが、今回はマシンガンと盾どっちも密林で邪魔にならないようにコンパクトな設定なので、大きくしすぎないように気をつけました。
◆塗装
当時の佐野浩敏さんの版権画っぽくなると良いなと思いながら塗りました。全色グラデで塗ってから墨入れ塗料のブラウンで残し気味にウォッシング、暗くなった部分に油彩でタッチをつけながら明るく、アクセントに錆色を入れたり足元にウェザリングペーストを塗ったりして、最後に油彩の茶系の色と白でチッピングを入れて仕上げました。